企業が営む事業は多種多様ですが、特定の事業、取引等は、各種の規制を受け、許可、認可、登録、届出等が必要とされる場合があります。銀行、証券、保険等の金融業に関する認可や登録、建設業の許可や医薬品販売業のような著名なものから、一般的には知られていない規制業界などもあったりします。
こうした許認可は、事業活動の根幹に位置付けられるものであるため、決して疎かにすることはできず、また、中途半端な判断で結論付けることも不可能です。特に、真新しい分野における新規事業を検討される場合には、既存の規制枠ではとらえきれない場合も多く、法令や条例の調査に加え、監督官庁との折衝を経たうえで、許認可を必要とするか否かの判断・結論を下す必要があります。
また、事業内容や取引方法等に工夫を凝らし、こうした許認可等の対象とならないようにアドバイスを行うこと、規制の範囲の内外を明確に峻別することで、いわゆる許認可リスクを排除することも、私たち弁護士の重要な任務となります。
当事務所では、こうした許認可等の規制を受けることを状態とする企業を多数クライアントとしており、何らかの規制を受けるか否かは常に意識して業務をおこなっております。また、各種許認可の申請業務を包括的に引き受けることもあれば、監督官庁との交渉、申請書類の作成や業務方法の整備といった間接的な支援も行っております。